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2017.08.09 Wednesday*
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とぴうおピアノ弾き語り・ボーカリストのとぴの日記
歌うことと植物とハムスターが大好き。 | ||
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『学生時代頑張ったことは音楽活動です。』から抜け出したい 2014.05.03 Saturday*
少し真面目な話。そして長いお話(笑) 就活でよく聞かれるお決まりの 「あなたが学生生活で一番力を注いできたことは何ですか?」という質問があります。 私はその質問に対して、 自分が「歌ってみた」の領域から飛び出して初めてプロの方々と一緒にお仕事をさせて頂いた、ラブカレンダーのプロジェクトの話をしていました。 勿論人と被らない自分だけのエピソードで面接官の方に興味を持ってもらいやすいからという理由もあったのですが、やはり自分にとって大切な経験だったからです。 ただ、話をしている際ずっと苦しかった。 内容は盛っていなかったし、挫折経験もそれを乗り越えた経験も嘘じゃない。 今の自分を考えても、間違いなく一番自分にとっての転機であったこの経験ですが、正直この話をして「すごいね」と面接官やグループ面接で知り合った子から言われることが辛かったです。 (これは就活に限らず、誰かに自分の趣味を話す時にいつも生まれる小さな葛藤でした。) 勿論普通に大学生活を送っていて、自分の歌が収録されたCDが店頭に並んだり、大きな会場でライブをする機会を頂けたことは、非常に貴重な経験でした。アマチュアで知名度もそこまでない私をボーカルとして起用する決断をして下さった方々にはどんなに感謝しても足りないくらいです。 でも、今だから言えるのは最後まで「乗っかっている」状態から脱せなかったということです。 ボーカリストとしての起用だったため、私のすべきことは曲の世界観を、歌にして伝えること。 批判されるのを承知で書きますが、 要はオリコンチャートが何位だろうが、再生数が何回だろうが、CDショップに並ぼうが、その実績は私の生み出したものじゃないんです。 勿論、このプロジェクトで私のことを初めて知って下さった方も沢山いて、それは凄く嬉しかったです。でもそれは曲の力があってこそのもの。 そして何よりもこのような感情を抱いてしまうということは、自身の音楽に対する向き合い方として、どこか不完全燃焼だということに気がつきました。 大学にだって私より歌の上手い人は沢山いる。弾き語りをやるようになってからはライブハウスに出入りするようになり、そこには更に上手くて、伝えたいことがあるキラキラ輝くアーティストやミュージシャンがいた。 実際は声量が少しあって歌声がちょっと特殊で、運がとっても良かったただの大学生。そんな自分が 「結構きちんと音楽をやっていて、歌うことがアイデンティティの女の子」として周囲に認識される(少なくとも私はそう感じた) 度にひねくれ者の私は違和感をずっと感じていました。就活はじめる前からも、ずっとずっと。 そして就活を経験して尚更「本当は私、あなたが思っている程、全然凄くないです」って言いたくてたまらないのに自分のことを売り込まなくてはいけないという苦しみを味わいました(笑) と同時に、私が常日頃抱える自信のなさとか、もやもや感は音楽でしか解決できないことにも気がつきました。 大学のゼミは二年生からずっと続けており、選抜メンバーに選ばれたこともあります。半年の長期のインターンシップをベンチャー企業で経験した際は、ヒアリングのスキルを上司に褒められて新規のプロジェクトを一人で任せて頂けました。就活では憧れていた企業から内定をもらえ、納得のいく成果を出せました。 でも、やっぱりもやもやは消えませんでした。 漠然と音楽に関して今の自分に納得がいってない、そしてそれは他のもので埋め合わせできるものではなく 堂々と「私は歌が趣味なんです!」って自信をもって言えるようになることがわたしという人間にとって一番大切なことなんだと実感しました。 「歌ってみた」なのか「シンガーソングライター」なのか「ボーカリスト」なのか、どんな形で実現できるかは正直わからないです。 私はシンガーソングライターに憧れるけど、どうしてもオリジナルの弾き語りに挑戦しようとしても頓挫してしまうのは、どうも「自分の気持ちを正直に伝える」ことに対しての恐怖があるのかなと思っています。 (勿論根本で作詞が苦手、嫌いというのもあるかもしれないのですが…) 実はこの記事も結構私に取っては挑戦だったり(笑) だって2年前のブログ読んでいてもキレイゴトしか書いてないもんね。 「自分の本音や弱いところをさらけ出すことは、誰かから批判されたり笑われたりすることに繋がるから怖いけど、その代わりに同じ境遇や価値観を持つ人に伝わる。」 私が就活で様々な方と出会い、お話をさせて頂いた中で学んだことです。 少しずつ、少しずつ取り入れていきたい。 私は自分の歌で100人を救ったり幸せにできるなんてこれっぽっちも思っていません。 きっとそれらは私が今までお話してきた素敵なミュージシャンの方が実現してくれます。 でも、弱くて情けなくて自信もなくて踏み出せなくて音楽に対しての気持ちをこじらせている私の歌とか日記だからこそ、同じように苦しんでる人がいたらその背中をちょっとだけ押すことができるのかもしれない。それは一人でも全然良くって。 いつか過去のあれこれではなくその瞬間の自分で「歌が趣味です」と言えるようになれたら良いなあと思ってます。まだまだ苦労するだろうけど。 はー長くなってしまった。w 長々と読んで下さり本当にありがとうございます。 素敵なGWをお過ごしください*\(^o^)/* |